本尊とする、八幡市の律宗寺院は何処か?
「善法律寺(ゼンポウリツジ)」は、
律宗・唐招提寺の末寺で石清水八幡宮の南に在る。
鎌倉期、石清水八幡宮の第27代
検校・善法寺宮清(キュウセイ)が自宅を僧房にして開創。
宮清の曾孫・良子は足利3代将軍義満の生母で、
義満はじめ義教、義政など歴代将軍が参拝に訪れた。
本尊・八幡大菩薩像は、
明治の廃仏毀釈以前は八幡宮に祀られていたもので、
「剃髪し、左手に宝珠・右手に錫杖を持つ」
神仏習合ならではの僧形八幡の姿である。