1人は最澄であるが、

もう1人の第3代天台座主は誰か?

 

 

 

第3代天台座主は、円仁(慈覚大師)である。

俗姓は壬生氏で、下野国の出生。

 

大同3年に比叡山に登り、最澄の弟子となる。

 

承和2年入唐請益(ショウヤク)僧を命ぜられ、

同5年遣唐使第一船にて渡海。

 

9年間の求法巡礼を行う。

 

在唐中の記録を克明に記した『入唐求法巡礼行記』がある。

 

貞観6年入寂し、同8年慈覚大師号が贈与された。

 

開基や遺跡は京都周辺に留まらず、関東・東北地方にも及ぶ。