「東本願寺と分派した際の法主」

「御影堂前にあって火災を防いだとされる木」

「唐門の別名」

「特別名勝の枯山水庭園」

「親鸞聖人を偲んで1月に行われる最大の年中行事」

の名称を含み150~200字以内でまとめる。

 

 

一般に西本願寺と呼ばれる浄土宗本願寺派の本山「本願寺」は正式には「龍谷山本願寺」と云う。

慶長7年に第12世法主「准如」の兄・教如が分立して東側に寺基を定めた。

以降はこの真宗大谷派本山「真宗本廟」を東本願寺とし、

龍谷山本願寺を西本願寺と通称して区別する様になった。

多くの国宝や重文がある西本願寺は平成6年に「古都京都の文化財」として世界遺産に登録された。

境内の御影堂前にある樹齢約400年の「大銀杏」は京都市の天然記念物に指定されている。

まるで根を天に広げた様な形状から「逆さ銀杏」と呼ばれる他、火災の折に水を噴き出して消し止めたとの伝承から「水吹き銀杏」の異名もある。

境内南にある「唐門」は桃山期に秀吉が建てた伏見城の遺構と云われている。

全体に豪華な彫刻を施した四脚門で、きらびやかな装飾を眺めていると日が暮れるのを忘れてしまう事から「日暮門」とも呼ばれている。

書院対面所東側の「虎渓の庭」は、御影堂の屋根を中国・廬山に見立てた借景とし、鶴島と亀島を見事に反った2本の石橋が繋ぐ。

滝を構成する三尊石が桃山期の庭を代表して豪快である。

名称は廬山に在る渓谷・虎渓にちなむ。宗祖・親鸞聖人の遺徳を偲ぶ「御正忌報恩講(ゴショウキホウオンコウ)法要」は年間行事の中でも大切とされる法要である。

毎年1/9から16日まで全国から多くの門徒が集まって厳かに営まれている。

 

以上をまとめると・・・

東本願寺と分かれた際の法主は「准如」で、分立したまま今日に至る。境内に在る樹齢約400年の「大銀杏」は、火災の時、水を噴き出し消し止めた伝説から「水吹き銀杏」とも呼ばれている。唐門の別名は「日暮門」と云う。庭園は対面所東側に位置し、「虎渓の庭」と称する。親鸞聖人を偲んで、1/9~16に多くの門徒が全国から集まり行われるのは「御正忌報恩講」と呼ばれ、最重要な法要とされている。