…天正19年に秀吉が長男・棄丸(ステマル=鶴松)
の菩提を弔う為に建てた祥雲禅寺などが基となり、
秀吉没後の元和元年に家康が紀州・根来寺の
再興を志す智積院・日誉(ニチヨ)に与えて始まった。
明王殿は護摩道場・祈祷所であり
「不動堂」とも称されている。
京都十三佛霊場第1番札所
・近畿三十六不動尊霊場第20番札所となっており、
本尊・不動明王は根来寺より伝来したとされ
「智慧(チエ)不動」「麦つき不動」とも呼ばれる。
境内中央奥にある金堂の南側に位置している。
昭和22年の仮本堂焼失の際に
当時四条寺町に在った浄土宗
「⑤大雲院」から譲渡された。
創建年代は不詳である。