落雷などで数度焼失し、江戸期に【41】3代将軍・徳川家光
の命によって寛永21年に再建された。
総高約55mは現存する木造塔として国内最高を誇り、
古都京都のシンボルとなっている。
初重内部は大日如来に見立てた心柱を中心に、
その4方に金剛界4仏と8尊の菩薩を配置している。
4天柱には曼荼羅の尊像と
4方の壁面には真言8祖像を描き、
全体が密教の教義に基づいて荘厳されていると云われる。
側柱には8大龍王が施されている。
徳川家光は数多くの建造物の寄進・再建に尽力したが、
京都府下では、
・知恩院御影堂(ミエイドウ)
・石清水八幡宮本殿
・清水寺本堂
など現・国宝指定の建造物が家光の寄進・再建による。