『隔蓂記(カクメイキ)』の中で
「御庭の滝風景凡そ眼を驚かせ、肝胆に徹するものなり」
などと記した人物は誰か?
後水尾天皇の帰依を受けた
鹿苑寺(金閣寺)の住職・鳳林承章(ホウリンジョウショウ)である。
承章は勧修寺晴豊の6男で、
作庭家の素養も秀でていたと云われる。
日記『隔蓂記』は
公家との交流や鹿苑寺復興の経緯が記され、
宮廷文化を知る貴重な資料と評価されている。
後水尾
後水尾天皇が修学院離宮を
構想する様子も随伴する承章が記している。