②梅宮大社は梅の名所で知られる。
橘氏の祖・県犬養橘三千代(アガタノ・イヌカイノ・ミチヨ)が
祖神・酒解神を祀ったのが創始。
創建当時は、
山城国相楽郡井手(現・綴喜郡井手町)にあり、
幾度か移転し嵯峨天皇皇后
・橘嘉智子(カチコ=檀林皇后)により、
現在地に遷座したとされる。
大山祇神が「天甜酒(アマノタムザケ」を造り、
孫の誕生を祝った事から
酒造りの祖神として崇敬されて来た。
檀林皇后がこの社に祈願し、
仁明天皇を生んだ由来から
安産のご利益でも知られている。
境内の跨石(マタゲイシ)は、
子宝に恵まれると云われ、
現在も白砂を入れた安産守を授与している。
影向石(ヨウコウイシ)は末社・熊野社の御神体で、
紀州熊野から飛んできた
三羽の烏が石になった3個のご神石である。