世界遺産・金閣寺(北山鹿苑寺)は、
相国寺(臨済宗相国寺大本山)の山外塔頭。
応永4年足利義満が、
西園寺家から譲り受けた地に北山殿を造営した事に始まる。
義満没後、
夢窓疎石を勧請開山として禅寺となり、
寺名は義満の法号「鹿苑院殿」から付けられた。
金閣(舎利殿)初層は寝殿造の法水院、
2層は和様武家住居風の潮音洞(チョウオンドウ)、
3層が禅宗仏殿造の究竟頂(クッキョウチョウ)で、
2・3層に金箔が貼られている。
金閣前に広がる鏡湖池(キョウコチ)東側、
方丈北側書院の庭に在る「陸舟(リクシュウ)の松」は、
義満の盆栽から移植された五葉松で、船形をしている。
その舳先(ヘサキ)が西を向くのは、
西方浄土を意識したとされ、京都三松と云われる。