善峯寺(天台宗単立)は、
長元2年恵心僧都源信の弟子・源算(ゲンサン)上人が創始。
後一条天皇が勅願所と定め、
後鳥羽上皇直筆の寺額「善峯寺」を賜り寺号とした。
青蓮院門跡から多くの法親王(ホッシンノウ)が入山し、
応仁の乱で衰退したが、元禄年間に
桂昌院(綱吉の生母)の寄進で再興した。
「遊龍松(ユウリュウノマツ)」は
樹齢600年以上・全長37mの五葉松で
、国の天然記念物である。
地面を這う様に伸びる主幹が
「臥龍が遊ぶ」如くと安政4年花山前右大臣家厚(イエアツ)公
により「遊龍松」と命名。
平成6年に「松くい虫」の被害で切断し、
全長50が37mと短くなった。