香川景樹を祖とする和歌の流派は何か?
江戸後期の歌人・香川景樹は
鳥取藩士の家に生まれ、
歌人を志して上洛した。
香川景柄(カゲモト)の養子(後に離縁)となり、
景柄や小沢蘆庵に歌の道を学ぶ。
真の歌を集めた歌集として『古今和歌集』を重んじ、
賀茂真淵らの復古主義に反対。
清新で平易、流暢な調子を尊ぶ
歌風が当時の歌壇に波紋を呼び起こした。
景樹を中心に結成された和歌の流派を「桂園派」と云々、
江戸末期から明治初期にかけて
門人1000人を超す歌壇の一大勢力となった。