食したと伝わる京菓子は何か?
嘉永7年の大火で内裏が炎上し、
孝明天皇が聖護院門跡を仮御所とした時に、
当寺伝来の菓子を賞味したと伝える。
それが現在の「法螺貝餅」の基となった。
聖護院で行われる節分の護摩供養を
一般公開する様になり、
当時の門主の要請に応えて、
柏屋・九代目が山伏ゆかりの法螺貝を模して
「法螺貝餅」を作った。
小麦粉汁を鉄板で焼いた皮を法螺貝に見立て、
吹き口の部分にゴボウを置き、
味噌餡とゴボウを巻いた菓子である。