神霊に向かい東游の舞楽奉納など
が行われる神事を何と云うか?
御蔭(ミカゲ)祭の一行が午後3時半頃、
糺の森の切芝(キリシバ)と呼ばれる斎場に
設けられた神馬舎に神馬を導き、
そこで始まる神事を「切芝神事」と云う。
神馬舎のとばりから神馬が顔だけをのぞかせる前で、
神を讃える舞楽・東游(アズマアソビ)が厳かに繰り広げられる。
これは神霊を乗せた馬に見せる事で、
神にご覧戴いているのだと云う。
古代祭儀の形式を伝えるこの御蔭祭は
明治初年までは「御生(ミアレ)神事」と称されていた。