古嶽宗旦が開創した大徳寺の塔頭は何か?
大徳寺・大仙院は、
古嶽宗旦を開祖として建立された。
永正6年建立の本堂(国宝)は山内最古の方丈建築で、
一重・入母屋・桧皮葺である。
書院に面した枯山水は、
極小空間に樹木・景石(ケイセキ)・白砂を配し、
密度の高い山水を表現している。
大石2石を蓬莱山に見立て、
滝から流れ落ちる水流がやがて
大海原(方丈南庭)となるダイナミックな構成である。
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枯滝石組の左に観音石(B)、その左に不動石(A)を配している。滝は石橋をくぐり、3つの石(D)が配置されているが、これは水飛沫(しぶき)を表現。そして(C)のエリアは鶴島であり、(C)はその羽石を見立てている。
鶴島はこのようになっている。左の石が先ほどの羽石、中央手前が鶴尾石、右の石が再び羽石、五葉松の幹左側にある横に寝かせた小さな石が鶴首石となる。
滝からの流れは、花頭窓(かとうまど)の下に造られた横長の「堰(せき)」を通過して、川はいよいよ大河となる。その場所には舟石(宝船)が据えられている。この舟石は今にも動き出しそうなまさしく名石である。