①「祭神」

②「現在の本殿を寄進した人物」

③「本殿の建築様式」

④「本殿前の中門の愛称」

⑤「2月の天神さんの日に行われる祭典」

を含み、150~200字以内でまとめる。

 

北野天満宮は、「学問の神様」として崇敬される①菅原道真を祀った、全国凡そ12000社ある天満宮・天神社の宗祀(ソウシ・総本社)で、古くより「北野の天神様」と親しまれている。北野を発祥とした天神信仰は、学問・至誠・芸能・厄除などの神として全国各地に勧請され、皇室から庶民に至るまで広く信仰されてきた。また、秀吉が北野境内で北野大茶湯を催した事から茶文化ゆかりの地としても信仰が篤い。境内には国宝の本殿をはじめ、三光門・東門など重文があり、現在の本殿は慶長12年に②豊臣秀頼によって造営され、本殿と拝殿が檜皮葺の「石の間」で繋がれた「③権現造(ゴンゲンヅクリ)」と呼ばれるもので、屋根が変化に富み、棟数が多く見える事から「八棟造(ヤツムネヅクリ)」とも云う。本殿前の④三光門は、日と月はあるが星は刻まれていないとされ、「星欠けの三光門」の異名もある。春には、道真の愛木として知られる梅が一円に咲き乱れ、見頃を迎える2/25は道真の祥月命日にあたり、その遺徳を偲ぶ⑤梅花祭が営まれ、上七軒の芸舞妓の奉仕による「梅花祭野点大茶湯」が催される。

 

以上をまとめると・・・

 北野天満宮は①菅原道真を祀り、学問の神として知られている。道真を祀る国宝の本殿は②豊臣秀頼の寄進によるもので、その建築様式は③八棟造(ヤツムネヅクリ)や権現造(ゴンゲンヅクリ)と称される。本殿の手前に在る中門は、④星欠けの三光門(重文)と称され、北野天満宮七不思議の一つとして知られる。又、梅の見頃で道真の命日でもある2/25の⑤梅花祭では、上七軒の芸舞妓による「野点大茶湯」が催され、多くの参拝者で賑いを見せる。