芸道一筋の家に生まれ、現在、
京都観世会会長として
能楽界の振興発展に努める能楽師は誰か?
東山の新門前大和大路東入にある片山家は
「能の家」であると共に「舞の家」でもある。
江戸期より関西の観世流・差配役を務め、
明治期、6世九郎右衛門が
京舞井上流3世井上八千代と結婚した。
当代・10代片山九郎右衛門(片山清司)は、
人間国宝・片山幽雪を父に、5世八千代を姉に持つ。
祖母が文化勲章を受章した4世八千代。
平成20年、
父の後を継いで京都観世会会長に就任、
同23年には10世を襲名し、
名実ともに京都の観世流を率いて、
能楽界の振興・発展に努めている。