我が国水墨画の創始者の一人の代表作であるが、

それは誰か?

 

 

「瓢鮎図(国宝)」を描いた如拙(ジョセツ)は、

室町初期に相国寺にいた優れた画僧。

 

東福寺の明兆(ミンチョウ)などと共に

日本水墨画の先駆的存在。

 

退蔵院に伝わる「瓢鮎図」は、

禅に傾倒した将軍・足利義持が

如拙に描かせた新様式の公案図。

 

如拙の名は

「大巧は拙なるが如し(すぐれてたくみな人は、

細工をろうしないからかえってへたにみえる)。」

の意からの命名と云う。