京都の重要伝統的建造物群保存地区まとめ

 

重要伝建地区

・上賀茂

・産寧坂

・祇園新橋

・嵯峨鳥居本

・美山町北

・加悦

・伊根浦

 

景観を保護する法律・条例は様々あるが、

伝統的建造物群保存地区は文化財保護法に基づくもので、

昭和50年の同法改正で創設された。

市町村の条例でまず保存地区を定め、

この内特に価値が高い地区は市町村の申し出により、

国が「重要」を冠した重要伝統的建造物群保存地区

として選定する。

平成21年12月現在、

全国74市町村の86地区が選定されている。

 

 京都府域には7地区が該当し、

 

京都市内では

・上京「上賀茂」神官の住居・社家が明神川沿いに建ち並ぶ

・東山「産寧坂」ねねの道・石塀小路など石畳石垣ある京情緒

・東山「祇園新橋」白川沿に御茶屋が並び花街の風情が漂う

・右京「嵯峨鳥居本」愛宕詣りの街道沿に古民家農家が残る

 

京都市外では

・南丹市 「美山町北」茅葺民家が集中した村落を形成

・与謝野町「加 悦」丹後ちりめんの里として機織の町並み

・伊根町 「伊根浦」湾沿いに舟屋が軒を並べる漁村 

 

この様な保存地区を持つ市町村が集まって昭和54年に全国伝統的建造物群保存地区協議会が発足、70を超える市町村が加盟して、歴史的な町並みを守り後世に伝えるため、情報の収集や発信などの活動を展開している。