「おく山の いわがき紅葉 散りぬべし 照る日の光 見る時なくて」と詠んだ歌人は?

 

 

「みかえり阿弥陀」と秋の紅葉で知られる永観堂は、

平安期の官人・藤原関雄(セキオ)の山荘を

空海の弟子・真紹が貰受け、

清和天皇から「禅林寺」の名を賜り創建。

 

 

 

 

 

関雄は俗塵を嫌って東山に隠棲し、

「東山進士」と呼ばれた。

 

琴が巧みで、淳和上皇から秘譜を賜ったと云う。

 

『古今和歌集』の「おく山の…」の歌は、

散りゆく紅葉を我身になぞらえたものか…