霊夢を受けて調製したのが始まりとされ、

祇園祭の宵山のみに販売される京菓子は何か?

 

行者餅は祇園祭の宵山だけに調製される菓子である。

 

文化3年の夏、京の菓子屋の主人が、

大峰回峰の修行中に見た夢の中の菓子を作ってみた。

 

 

この菓子を山鉾の「役行者(エンノギョウジャ)山」に供え、

縁者に配ったところ、

食した者は疫病から逃れる事ができたと云う。

 

以来、この菓子を「行者餅」と呼び、

これは小麦粉汁を鉄板で焼き、

山椒味噌を塗って折りたたんだ菓子である。