顔見世の折、

南座・正面に掲げられる「まねき」は、

その年の顔見世に出演する主だった

歌舞伎役者の名を「【45】勘亭流」と云う、

独特の書体で墨書するもので、

大入りを願って、

太く丸く文字の内側の空白を埋める様に書くのが特徴。

 

因みに「まねき」は、

ヒノキの一枚板で長さ約1.8m。

 

毎年、表面を削って書き改め、

5年間は使われる。

 

資源の有効活用もまた、

伝統芸能の心得と繋がっている。