山鉾巡行のくじ取り式は、
応仁の乱での中断後に実施される様になった。
巡行の順番で争いが絶えなかったからと云う。
江戸期には、
下京の町堂であった六角堂(頂法寺)で
くじ取り式が行われていたが、
現在は7/2京都市役所会議場で
市長立会の下に行われている。
但し、長刀鉾が毎年、
巡行の先頭を務める様に巡行順が決まっているものを「【36】くじ取らず」と云々、
前祭では長刀鉾・函谷鉾・放下鉾・岩戸山・船鉾、
後祭では北観音山・橋弁慶山・南観音山
・大船鉾の合計9基となっている。
平成18年の山一番は、
【37】郭巨山(カッキョヤマ)と云々、
同山にまつわる逸話から「釜掘り山」の異名を持つ。
巡行の際、四条堺町でくじ改めが行われ、
くじ通りに進行しているかを確認する儀式である。