京都の初夏を彩る葵祭は、

上賀茂神社と下鴨神社の例祭で古くは賀茂祭と云う。

 

祭儀に双葉葵を用いた事により、江戸期から葵祭と呼ばれる様になった。

 

応仁の乱後、中絶と再興を繰り返したが、

明治になって右大臣【31】らの京都復興策の一つに位置付けられ、

同17年に復興された。

 

戦争による中断を経て、昭和28年に再興、

同31年からは斎王代を中心とした女人列が加えられた。

 

現在、5/15の勅使や斎王代らの行列は、

御所の【32】前を出発し、河原町を北上して下鴨神社へ向かう。

 

神社に到着すると、勅使の御祭文の奉納、

東游舞の奉納など【33】の儀が神前で行われる。