東寺の子院は?
「鷲の図」や「竹林図」を
所蔵する東寺の子院は観智院である。
東寺の本坊の東北にあり、
延文年間、杲宝(ゴウホウ)によって創建された。
本尊は恵運(エウン)が唐から
請来したとされる五大虚空蔵菩薩。
数多い東寺の塔頭のうちの随一で、
東寺教学の中心的存在とされる。
慶長10年に建てられた客殿は武家風の書院造で、
上座の間に床と違い棚があり、
国宝に指定されている。
慶長14年に出された徳川幕府の勧学令によると、
真言宗の勧学院と呼ばれていた。