『羈旅漫録』の著者は滝沢馬琴である。

 

馬琴は江戸の生まれで、

旗本・松平家の用人・滝沢興義の5男。

 

馬琴の他、蓑笠漁隠・著作堂主人などの号がある。

 

山東京伝の門に入り、

黄表紙作者として世に出た。

 

享和2年の夏に上方を旅行し、

見聞記『羈旅漫録』を著述した。

 

上述に「あしきもの三ツ。人氣の吝嗇。料理。舟便。」と続く。

 

その他、

著書としては『南総里見八犬伝』

『椿説弓張月(チンセツユミハリヅキ)』が有名。