蹴鞠の宗家としても知られているのは何家か?
白峯神宮の敷地には、
かつて飛鳥井家・別邸が建てられていた。
飛鳥井家は雅経を祖とする公卿である。
雅春と雅庸(マサツネ)は、
秀吉・家康の歌道の師範を務め、
雅章(マサアキ)は後水尾天皇の門人として
古今伝授を授けられる光栄に浴した。
蹴鞠の家としても名があり、
雅康には『歌道抄』
『蹴鞠条々大概(シュウキクジョウジョウタイガイ)』の著述がある。
江戸期の実禄は928石。
雅典は議奏(ギソウ)や武家伝奏に任じられた。
孝明天皇は崇徳上皇の霊を讃岐の白峰から迎えようとして果たせず、
明治天皇が実現して白峯神宮が創建された。