R3.2.32 仏像や仏画、仏具を装飾する技法で、人間国宝・江里佐代子が飾箱や額装品など
現代工芸に応用し、京都迎賓館の舞台扉にも施されている伝統工芸は何か?「截金(キリカネ)」と云々、仏像・仏画・仏具を装飾する技法の一つで、截金分野で3人目の人間国宝だった江里佐代子は、現代工芸にも積 極的に応用した。截金は6世紀に仏教と共に日本に伝来した。法隆寺金堂の四天王像や正倉院にある新羅琴などに施されている。金箔やプラチナ箔を数枚焼き合わせてそれを竹刀(チクトウ)で極めて細い線状や円形、三角形、四角に切り、筆の端に付けて対象物に貼って文様を描き出す技法で、仏像や仏具の荘厳さを演出した。平安後期には仏教美術に多用され、鎌倉期には曲線文様も加わり全盛期を迎えるが、金泥(コンデイ)技法の出現などで衰退していった。東西本願寺の庇護の下少数の截金師によって技が継承されてきた。