『エンド・オブ・ライフ』 | あんがすの独り言

あんがすの独り言

自転車にハマった中年オヤジの独り言です。
50代でランニングにもハマッテます
(*^^*)
只今、癌闘病中。。。

【内容紹介】

全国の書店員が選んだ 
「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年 

ノンフィクション本大賞」受賞作

ベストセラー『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』の著者が、こだわり続けてきた「理想の死の迎え方」に真っ正面から向き合った。
2013年に京都の診療所を訪れてから7年間、寄り添うように見てきた終末医療の現場を感動的に綴る。


「命の閉じ方」をレッスンする。

200名の患者を看取ってきた友人の看護師が病を得た。「看取りのプロフェッショナル」である友人の、自身の最期への向き合い方は意外なものだった。
残された日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。
在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった著者の難病の母と、彼女を自宅で献身的に介護する父の話を交え、7年間にわたり見つめてきた在宅での終末医療の現場を静かな筆致で描く。
私たちに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれる感動ノンフィクション。

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自分が癌患者になって、自分の余命を

意識するような事が無ければ、

恐らくこの作品に手を出しては

いなかったと思います。キョロキョロ


「他の人ってどうしてるんやろ?」

「死ぬ時本人は、家族は、どうなる?」

気になって手にしました。


仕事と同じで自分の最後も「在宅で」。

一つの選択肢ではあるものの、

自分がそうしたいとは思いませんでした。

この作品に出てくる人達のような

何かしらの想いって無いような気がするし、

ナースコールで直ぐに誰かしら

来てくれる方が安心という気持ちが

今は強いかな、、、


読んでいると、幾つも刺さる箇所があって

少し紹介すると、、、


医療というのは、究極のところ、

 全てが延命行為。

なるほどな、死ぬ迄抗がん剤治療って

言われた時、そう思ったな。


最後は、大きな存在に身を委ねる。』

今は、まだそう思えない。

「癌に負けない」とか

「癌と戦う」とか、、、そんな表現を

されている方をお見受けするが

そういうのともまた違って、

「普段通り」とか「今迄通り」に

拘ってるのかな、、、

勿論、癌になるくらいだから

これまでの「日常の」中で見直すべき点は

ある筈で、ソコは見直しするけども、、、



『死にゆく人は、ただ世話をされるだけ

助けて貰うだけの無力な存在だとではない。

教えてくれる事は沢山ある。』

自分は息子君に何を教えられるんかな?


色々考えさせられる作品でした。

通常、本は図書館で借りて読む派ですが、

この作品は読了してから書いました。

手元に持っておきたいと思ったので。


皆さんにも是非読んで欲しい作品です。