ロシアによるウクライナ侵攻から既に二年半が経過。

 最近、ウクライナの劣勢が伝えられているが、今夏、米国からF16の供与が始まり(既にパイロットの訓練済)、フランスも派兵を検討している。

 合わせて、供与した武器使用の条件も緩和され、ロシア本土(近場)への攻撃が可能になるらしい。

 今までの戦闘形態を見ていると、ウクライナはかなり理不尽な戦いを強いられていたようだが、今後戦況はガラリ一遍となるのかな?。

 ただし、そうなると怖いのがロシアによる小型戦術核の使用。その危険性が急速に高まって来るのではないだろうか。

 尤も、ネット・ニュースによれば、ウクライナで戦術核が使われた場合でも、西側(米国を中心としたNATO諸国)は、通常兵器での反撃に留めるとか……、全面核戦争は回避される見通しだ。

 核の被害はウクライナ国内に限定されそうだが……。何れにせよ、現在も未来も、ウクライナ国民は、戦争屋ビジネスの好餌だ。

 

 武器使用は自国防衛のみ可で、ロシア(国土)への攻撃は厳禁。万一そのような事態が発生した場合、武器供与は中止となる。言うなれば、ガードを固めて相手のlパンチを防ぐだけで、自分からパンチを出すのは(攻撃しては)禁止、なる不公平な戦い方だったが、ここに来て方針が変わったようだ。

 

 何故?、今まで、「第三次世界大戦(核戦争)回避のため」、との理由は嘘だった?。

 

 尤も、モスクワまで届く巡航ミサイルや核兵器供与は論外だが、近隣ロシア領内の兵站を叩く程度の攻撃は大丈夫そう。戦の長期化を望む戦争屋の目論むビジネスが透けて見える。

 彼等は、これから先もず~と武器弾薬を大量消費させたがっているんだろうなあ~。

 

 そもそも事の発端は、ウクライナ東部、ドネツク州、ルガンスク州、の親ロシア系住民が虐げられ、不当な扱い(医療保険、年金や助成金)を受けているとの情報がロシアで流されると、プーチンは、ロシア系住民保護を大義名分に、ロシア軍をウクライナへ侵攻させた。

 後の発表では、ウクライナのザポリージャ原発で使用済み核燃料から核爆弾(低出力のダ-ティーボム)が製造されているとの情報(戦争屋からの偽?)も流布され、驚いたプーチンは、一気に首都キーウに向けて攻撃を命令したと言われている。

 これは想像だが、戦争屋の仕組んだ?布石と思われるミンスク合意(NATO加盟を目指したウクライナの核兵器放棄)が、ウクライナへの侵攻を容易にし、今日の状況(大儲け)を創出したのではないか?。

 

 東部ドネツク州、ルガンスク州は、れっきとしたウクライナ領土で、理由の如何を問わず、武力をもっての現状(国境線)変更は、今の世界では受け入れられない狂気の沙汰と思えるのだが……。*国連憲章に依る。

 これも戦争屋の種撒き?だと思うが、ロシアは、2014.3月、ウクライナ領土のクリミア(半島)へ侵攻し、武力で制圧した。後にロシアへ有利な?住民投票を実施後、間髪入れずロシア領土に組み入れた暴挙と同じ手法を今回も再現、二匹目のドジョウを狙った仕業だ。

 ロシアは、東部ドネツク州、ルガンスク州でも住民投票を実施しており、民主的手続きを踏んで両州を自国(ロシア)領土に組み入れた、と宣言。

 国連憲章など屁のカッパだ。

 

 最近、沖縄の至る所(北海道もそうだが)で、チャイナ・マネーによる不動産買い漁りのニュースが数多く聞かれる。

 やがて中国系住民の増加が続き、彼等を日本政府や沖縄行政府が不平等に扱った等と中国政府からイチャモンを付けられ、中国軍が武力で沖縄を占拠する、と言った事態が現実になるやも知れない。

 操作された?住民投票の結果、沖縄の中国帰属が決まり、尖閣諸島を含む沖縄本島、先島諸島は中国領だ、と言い出し兼ねないぞwww。

 

 まるで第二次世界大戦の発端となった日華事変(我が国の中国大陸進出)の裏返しだ。

 

 沖縄の通貨は「元」となり、日常会話は日本語厳禁で、やがて中国語オンリーになるのだろう。

 新疆ウイグル地区住民と同様、日本人には厳しい弾圧と酷い扱いが想像され、おまけに臓器売買の供給資源等にされないとも限らない。(by BBC特集)

 「明日は我が身」、と考えてもあながち見当違い、とは言い切れない。

 

 我が国政府は、中国の内政干渉である「台湾有事」より、「自国沖縄有事」に備えるべきが本筋だ。

 

 話を元に戻すが、こうした事態を防ぐために国際連盟に代わって第二次世界大戦後国際連合(国連)が設立され、それぞれ各国が加盟、国連憲章遵守を約すも、常任理事国による拒否権発動の乱発で、残念ながら現状は全く機能していない。

 

 二十数年前、フセイン・イラクが、大量破壊兵器を持っているとの名目で、何故か国境を接していない米国が中心となり多国籍軍を展開(我が国自衛隊も有志連合として戦後南部サマワで人道支援)、イラクに攻め入ったのは記憶に新しい。

 結局、大量破壊兵器は見つからなかたが……。

 この時、我が国で多国籍軍のイラク侵攻に問題有りと唱えた人間(ジャーナリスト、評論家等)はいただろうか?。ロシアの横暴、悪者論は喧しいが……。

 断っておくが、筆者は、北海道出身の某政治屋と違い、ロシアのウクライナ侵攻を正当化しようと思っている訳ではない。

 ただ、一般的にロシアは横暴だと言うが、状況はイラクに侵攻した時の米国、多国籍軍の理屈とほぼ一緒だ。

 ロシアも一応ベラルーシが賛意を示しており、ロシア一国だけではではない。ロシアだけが横暴で、米国以下多国籍軍は正義の行軍と言い切れるのだろうか?。

 ザポリージャで核兵器を製造している(大量破壊兵器)との偽情報?も、イラクが大量破壊兵器を保持していたとの情報(後に虚偽と判明)と驚くほど告示している。

 

 これらを考え合わせると、世界各地紛争の裏側は、IC(インダストリアル コンプレクシティ=軍産複合体)の戦争屋ビジネス関与が浮かび上がって来る。

 

 その昔ヴェトナム戦争時、北爆を開始した時期から、米国の弾薬製造を始めとするIC企業群は、ボーナスが十数か月分出たと言う。デュポンやダウケミカルを筆頭に、シコルスキー(ヘリコプター会社)等がそうだと伝えられている。フランスのダッソー・ミラージュもその類。

 

 今回ロシアの侵攻も、米を中心としたイラク侵攻時と同様、ICの情報操作(偽情報流布)に乗せられ、彼等の目論見通り進行したのでは?、と想像出来なくもない。

 彼等は、武器弾薬が売れれば、何処の国の人間が何十万人死のうと知ったこっちゃあない。狙いは戦いが長く続く様に仕向けるだけ、理由は利潤が継続するからだ。

 今回の戦略変更も、ウクライナが負けてしまえば商売上がったりになるので、戦争継続を勘案、「勝たせないけれど、負けない程度」を考え、援助を少し多目に(笑)する事を決めたんだろう。

 

  戦争には、普遍的、絶対正義は存在しない。自分達個々へ利益をもたらす戦いこそが正義。基本は一方通行だ。

 

 そうした思いを、巧みに利用しているのが戦争ビジネス。

 彼等は、世界各国の首脳に強力なパイプを構築済、様々な手法で、意のまま、如何様にも操る事が出来る。プーチンに限らず、バイデン然り、マクロン然りだ。

 

  彼ら(IC)が、世界各地で紛争の火種を発掘(生産)、やがて花が咲き、結実するまで慎重に育てているのが現状だ。

 

  先日、わざわざNATOの会議に出掛けた我が国トップのアンポンタン、岸田某。

  戦争屋の息が掛かった連中の口車に乗せられ、多額の拠出金等持参話は愚の骨頂だ。

  大体、NATOは北大西洋条約機構で、東シナ海、日本海、太平洋に囲まれ、遥か遠く離れた我が国に、地政学的も含め一体どのような参加意義がある?。

 中国抑え込みに、NATOは全く役に立たないと思うが……。

 

 米国、核の傘下は張り子の虎、その幻想に縋っている限り、戦争屋の悪巧に乗せられ、お金を毟られるだけだ。

 沖縄有事の際、米国はウクライナと同様、我が国に対しても負けない程度の支援だけで終わる公算が大だ。

 

 我が国は、他国に頼らない自国防衛を真剣に検討する時期が来ていると思うのは私一人ではないだろう?。

 

 世界を股に架けた戦争屋の跳梁跋扈は留まる事を知らない。

 

 ウクライナの次は台湾、印Xパ、中近東、緒戦半島、沖縄、その他、紛争地域のネタが尽きないのは、彼等自身も紛争を創り出せるからでもある。

 ディスインフォメーション(偽情報等)を巧妙に流して反目を煽り、開始のゴングを待っている。

 

 我が国民は、乗せられ易い点ではどこの国民にもひけは取らないので、(笑)特別な注意が必要だ。

 

 政治家にお願いしたいのは、彼ら戦争屋の行動や言動は常時注意深く観察、努々(ゆめゆめ)その手練手管に丸め込まれる事が無いようにお願いしたいもんだ。何度も言うが、戦争は決して幸福を生産しない。残るのは悲劇だけ、を念頭に平和外交と自国防衛に尽力して貰いたい。危機は何時も直ぐ傍に在ると思った方が間違いない。