数日前、岸田総理大臣が、「政治不信を招いたことを国民にお詫びする」、との挨拶をTVで見たが、何時もながらの他人事発言。無責任なプータローが、高級な背広を着て御託を並べているように感じたのは私一人ではないだろう?。(笑)
今回の「パー券販売~収入不記載」案件では、安倍派五人衆を含む幹部を狙い撃ち。果ては長老(森某)まで引っ張り出さんと、ターゲットは清和会潰しの様相を呈している。
何やら数十年前の「郵政民営化」で清和会の旧田中派・平成研(現茂木派)潰しを彷彿とさせる光景だが、今度は攻守交代と、歴史(権力闘争)は繰り返すんだよなあ~。
岸田総理は、茂木幹事長に不記載の金額、役職や経歴、説明責任を果たしたかどうか等考慮の上、処分を急ぐよう指示した、と語っていたが……。
ところで今回の不記載による不祥事は、安倍派だけではない。
元妖怪?事長・二階某が会長だった志帥会(既に解散)、岸田総理が会長だった岸田派(既に解散)共に金額の多寡はあるにせよ明確な法律違反で派閥の会計責任者は略式起訴されている。
当然派閥会長だった上記二名(二階、岸田)も処分対象と思われるが……。
岸田某は自民党の総裁で最高責任者だ。
自分を含め、配下議員の不祥事でもあり、一般の社会なら、トップである責任者(社長もしくは会長)の引責辞任は当然の成り行きだが、前述の他人事発言は無責任が過ぎるだろう。自ら範を垂れる事が出来ぬリーダーの元では改革はおろか、真相究明も期待薄だ。
混迷の現況下、岸田政権は、何を?どうしたい?のか、明確な方向が全く見えない。
この問題(パー券不記載)が発覚した時、いち早く派閥解消を宣言したのは、自身に降りかからんとする火の粉を振り払う為で、本人弁の、改革なんて笑わせて貰っては困るよん。
大慌てで、逃げただけじゃん。
次期総理の座を狙う同派・林現官房長官を牽制するため、慣例を無視してまで総理大臣就任後も岸田派会長を辞めなかった御仁。頭にあるのは如何に「総理大臣の椅子にしがみ付いて放したくない」だけの、言っちゃあ悪いが「抱っこちゃんオヤジ」(古~い)。
「政治への信頼回復」?、だと。そもそも回復とは、元来信頼されていた状態があっての話。以前は自民党政治に信頼があった、とでも思っているんだろうか?、図々しいにも程があるわなあ~。
こんなお目出たいと言うか愚鈍な総理大臣、いや、国会議員、いや人間は、非常に珍しい。そん所そこらにはいないぞォォォ~~~。
永田町界隈では、次期総理は上川現外相が急浮上して来たようだが……。
女史は法相時、オウム真理教死刑囚十数人を一ぺんにあの世に送った鉄女。その日だか次の日、安倍晋三の「赤坂自民亭」に駆け付け、宴に興じるメンタリティーは大したもの。お歳に似合わぬ(失礼)真っ赤なルージュの鮮やかさが印象的だった。多少の懸念があるとすれば、過ぎた決断力かもなあ~。
女史には、これからの我が国、ありうべき姿のグランドデザイン、国家ヴィジョンを是非とも聞いてみたいと思っているんだがなあ~。
次期総理大臣候補として相変わらずネットでは人気が高い愚図破(石破)、地頭が悪いとTVで広言されたセクシー進次郎(小泉)。おまけに前回ミソを付けたスッカラ管(菅)まで名前が取りざたされている。
人材が枯渇?、元々自民党にはろくな議員がいなかったんだが、それにしても余りにもお粗末な面々。
前進的と言われるネット評がこれでは、どうした?、何処を見ての判断だ?、と怒りよりもレベルの低さに諦念が滲み出る。
政治は人気投票のお遊びではない。現実問題に対処するためのれっきとした機構であり制度だ。
国家、国民の安寧と発展を第一義に内政・外交が在る。
能力がない(地頭が悪い)、人間性に問題がある(倫理観、道徳観の欠落)国会議員が多過ぎる昨今だが、今回の不記載は明らかな法律違反で特別悪質だ。
知っていながら手を染めたのは確信犯で性質が悪く、知らなかった、はもっとお粗末。国会議員としてあるまじき発言。恥ずかしくないのだろうか?。立法府の人間としての資格は無い。
こんな質の悪いアホ員は次回選挙でお引き取り願おうではないか。
今まで自民党の中で抑え付けられていた有能な若手議員に漸く台頭のチャンス到来だ。
彼らが党を出て、野党からのフレッシュな議員と混成で新しい政党の出現に期待が掛かる。今は、与野党間でイデオロギーの対立なんぞ存在しないのだから問題無いだろう。
結集する議員は、「昔の名前で出ています」的な旧態依然とした手垢のついた連中の参加をあてにしない事を肝に銘じて欲しい。
新機軸を構成する彼らには、一億国民の未来が掛かっている。命を賭する覚悟で政治に取り組んで欲しいと願っている。
以前の日本新党興隆をお手本にすれば、必ず出来る!!。
「志ある議員よ、全員、出て来いやあ~」。