年末年始大騒動だった自民党パーティー券売上金の還流疑惑。特に安部派議員の多くがキックバックに中抜きと、金に対する穢さ、執着心は異様。参院比例議員まで参戦した、金に群がる姿は生ゴミに群がるゴキブリ然として余りにも卑しくてミジメに映る。

 一様に政治はお金が掛かると言うが、実態は政治ではなく、贅沢な暮らしの維持に必要なのだろう。当選2~3回の陣笠代議士が地元と東京の高級住宅地に豪邸や億ションを持ち、車は大型サルーンか高級乗用車だ。

 持ち家は各議員1軒、大きな車やベンツを国産の軽自動車に変え、赤坂近辺の料亭や高級ホテルでの豪勢な食事を町中華や自宅でレトルト・チンに変更すれば格段に安く上がる。

 市井の庶民と同レベルの金銭感覚が理想だが、政治家になれば、当選すれば、豪華な食事や贅沢な暮らしに有り付けると思う野心家は政治家でなく、事業家を目指すべき。政治家を志す者は、高邁な理想と高潔な倫理観が必須だが、何時の間にか政治家は政治業と言う名の特別な世襲業種となり果ててしまった。

 あれこれ自分達を守り保護する法律を作り、特権階級を形成。彼らの職場である国会は、出席するだけで、寝ていようがスマホを見ていようがお構いなしの浮世離れした仕事場、と言える。ざっと見積もっても国会議員一人当たり年間1億以上の税金を受け取りながら、尚お金が必要とはなあ~。立派な家と高級車、豪勢な食事に上等な服、欲にはきりが無い。

 選挙の時だけヘコヘコ、当選後はふんぞり返ってチャンチャンの国会議員はお気楽稼業で、特に多いのが自民党?だ。

 「♬政治家とは、気楽な稼業と来たもんだ あっ、それそれ♪」、が実態だろう。

 

 それにしても、安部派幹部5人衆+1名の六人全員お咎め無とは……。

 大山鳴動ネズミはおろか、ミミズ数匹と言ったところ。一体年末からの大騒ぎは何だったんだあ?。逮捕されたのは、あまり聞いたことのない小物政治家ばかりで、雑魚と会計責任者だけだ。

 その昔、「ヌカを食ったネズミが叩かれ、コメを食ったネズミは逃げる」、の戯言通り、裏金を作ったのは会計責任者で叩かれ損(起訴~有罪)、浪費した議員達は逃げてお咎め無しの大得(起訴見送り)。かなり理不尽な話だ。

 

 政治資金規正法に問題有りと言われているが、一般人なら微罪であっても法を駆使して検挙するのが検察だと思っていたが……。

 

 安部派をターゲットにしたのは、検察庁人事(賭博で引責辞任した黒川検事問題)へ強引に手を突っ込んだ安部派への強烈な意趣返しと見ていたが、どうやら思惑通りの展開だ。今後、検察(の人事)に手を突っ込むとこうなるよ、との警告だろう。「俺達に手を出すな!」、と言う事。

 検察からすれば、お灸でも据えとくか、なるやり方だろう。

 検察官僚も国会議員も、所詮上級国民のお仲間同士。コップの中のちょいとした諍いだわなあ~。分かってはいても、やっぱりガックシ……。

 漂うのは無力感ばかり……。

 

 と言うのが一般的見解だが、検察の真の狙いはここからだと思う。

 政治資金規正法の不備は致し方ないが、悪辣議員を白日の下に晒すところまでが自分達(検察)の領域。後は検察審査会等で議員個々の実態が暴かれ、判断するのは有権者、とのスタンスだ。

 「後は貴方達有権者の判断(選挙)ですよ、日本は、民主主義の国なのだから」、が検察の言い分。良く練られた至極真っ当な考え方であり尤もな手法、流石検察!、と言いたい。世論(悪感情)に惑わされる事がなく、ボールを有権者(国民)に投げ返した形。

 

 正義は全場面で遂行される事はなく、やり易いところに限って行われる様にも映る。概ね相手が市井の民の場合で、上級国民同氏は本気で殴り合いなどしない、と思っていたが……。

 

 それにしても、安部派だけでなく、妖怪失礼、二階派、総理総裁派閥の岸田派まで裏金作りにせっせと勤しんでいたとは恐れ入り屋の鬼子母神。その派閥の長、責任者が「政治札新(刷新)会議の座長とはブッタまげた。

 岸田興業新喜劇・国会劇場の新春初笑いの出し物は全国民注視の「政治札(刷)新会議」だ。

「先頭に立って、火ダルマ?になって、信頼回復に向けて」だと。この御仁は本当に頭がイカレているのだろう。一言一言が馬鹿丸出し。 合わせて、幹事長や理事の面々が意表を突く人事(笑)

 お札の新しい集め方(札新)を選りすぐった自民党精鋭メンバーで、どうすれば官憲や国民の目をゴマカシ、スリ抜け、従来通りお金(札)を安全に懐に入れ事が出来るか、様々な角度から方法や理由付けの検討会議を開催した模様だ。

 招集された顔ぶれがまた、凄いの何の。エッフェル姉さん(松川るい)に、ヤンキー上がりだが、何時の間にか八紘一宇に嵌ったカッコだけ極右おばさん(三原じゅん子)、セクシー発言の元大臣(小泉進次郎)、その他、絶倫幹事長等、多士済々。よくもまあ、こんだけフザケタと言うか、脛傷ばかりを揃えたもんだ。尤も誰を選んでも、その殆どが傷物。

 

 「しゃああんめい」

 

  歴史は繰り返されるんと言うが、何十年か前、政治改革御旗の元、派閥解消だの金権政治廃止fだの、同じセリフを聞くたびにブラックジョークだろう、と言いたくなる。派閥はあってもなくてもどちらでも良い。派閥がなくなると、政治改革が進んだと勘違いする報道が目につくが、名前や表向きが変わるだけで内実は変わらないのだから笑止千万。派閥はお金を浪費しない。使うのは派閥じゃあなく、議員だああっ!。

 派閥が悪い訳でなく、派閥を構成している議員が悪い(問題)のだ。派閥解消は単なる目眩まし。騙されてはだめだ。

 

 国民の政治不信を挽回するには以下の方法

 政治家の俸給を現在の半分にして、その他文通費、政策活動費の支給を廃止。

 政治家全員にインボイス的制度を導入、金額の出入りを全て開示を義務付け、可視化する。

 国会議員の違法行為が発覚した場合は一般の量刑より2等級重くする。

 

 

 最後は国税に頑張ってもらいたいわなあ~(淡~い希望)