第211回通常国会も間もなく閉会となる。今国会・会期末が近づいた先週、衆院解散風が吹き荒れ、そしていきなり止んだ。

 

 5月連休明け辺りから立憲民主党が内閣不信任案を出す構えを見せていたが、自民党・岸田内閣周辺から「岸田総理は負けず嫌い、受けて立つ(解散)だろう」、なる見え透いた強気?の発言が多く聞こえて来た。また、「内閣不信任案提出は解散の大義になる」等、ヘンテコリンな台詞も飛び交い、野党(立憲民主党)に対するブラフと見受けられたが、そもそも解散を怖がる野党では与党も楽勝だろう。

 それにしても、多くの与野党センセ方が、個利個略に私利私欲。まるで闇市状態。思わず、国家、国民は何処に?、と叫びたくなった。

 

 合わせて、「内閣不信任案を出すと、解散の怖れがある」、と怖気づく野党幹部の発言には腰よりも血の気が引く思いだ。

 税金の禄を食みながら、何を考え、何を為すのに国会議員をやっているのだろう?。

 

    ♪政治家は 気楽な家(稼)業と来たもんだ♪

 

 ところで、解散風を煽った岸田政権を取り巻く環境も、決して順調とは言い難い。

 まずは総理大臣、岸田家そのものが難儀。

 出来損ないのバカな倅もそうだが、総理夫妻が一番の岸田(ガンだ)。

 一般的には亭主の出来が悪いとその奥方は反対にしっかり者と相場は決まっているが、割れ鍋(総理)に割れ蓋(奥方)の組み合わせは稀有。

 子を見れば、親が分かると言うが、親を見ても子が分かる典型だわなあ~。

 

 一応バカ倅が主催したと言われる(本当は父親が主催?)忘年会での狂宴。総理公邸で悪ふざけに興じたヤング岸田一族郎党には呆れて言葉を失う。

 こんな下賤で愚劣な連中が上級国民で、国政をわが物にしている図は吐き気を催す。

 

 話を解散に戻すが、ほんの一月前まで「解散は考えていない」、と宣っていたその舌の根も乾かぬ内に、「会期末を迎え、様々な動きがある。情勢を見て考えたい(解散を)」なる匂わせ発言。おまけに最後にニヤリ、とほくそ笑む顔に「軽薄、お間抜け」、が浮き出ていた。

 

 とある女性評論家が、「以前お会いした(岸田総理)事があるが、自己顕示欲が強いお方、なる印象を受けた」、とソフトな言い回しだったが、要するに、「解散権を持っているのはこの俺だ」、と全国民にその権力を示したかったのだろう。

 

 振り返れば、小泉前総理も慶応大学三浪、この御仁も東大を三回受験に失敗したのが売り。

 お二人共、他人の評価(勉強が出来ないバカ)を気にするコンプレックスを心に抱えた小心者。運良く手に入れた権力(解散権)を誇示、静かだが強烈に世間を見返そうとする、健全とは言い難き精神構造?と推測しているが……。

 見た目よりはるかに危険に感じる。

 

 解散は、今夏内閣改造並びに党役員人事を敢行、自身の政権基盤を固めに奔走も、一度失った機会(解散)は二度と無いだろう。

 

 当面は、公明党の支持母体、創価学会との関係修復が焦眉の急だ。公明党幹部と犬猿の仲のブータレ幹事長・茂木某を、公明党との関係良好な菅(前総理)に差替え、トラブルの元凶、政調会長・萩生田某を交代させ、西村経産相を重用して安倍派を分断。河野(小)太郎は、デジタル担当相のままで、もっとボロボロになるまで継続。これには麻生(大)太郎も大喜びだ。

 見た目より遥に小ずるい岸田某の事、各々、総裁選の対抗馬となり得る連中を体よく潰す機会にすると想像している。

 

 中身ゼロで厚化粧の広島サミットのまやかし成功で一瞬解散も考えただろうが、バカ倅の不祥事?に始まり、国会では、中身、詳細不明の少子化対策ならぬ「風が吹けば桶屋が儲かる論」の育児対策は遠回りと言うか隔靴掻痒、防衛増税、マイナンバーカード不備と問題山積。前述の創価学会との軋轢状態で選挙なんて出来る訳が無いのに「解散だあ!」、なんて。

 

  大嘘こいて大風呂敷を広げ、畳むに困りほっかむりとは。

 

 と、言いたいところだが、「解散風」を煽ったのは、上記難題法案をすんなり通すための陽動作戦だったとしたら……。

 

 与党一部の不満は今後のケアも必要だが、浮足立つ野党(特に立憲民主党)の意識を解散に向けさせ難題克服(法案成立)はしたたかな戦略と言える。

 

 岸田政権に告ぐ!。

 政治は、岸田政権のお遊びゲームではない。人間、国民生活の全てが掛かっている。「解散権」を弄んでは駄目だ。

 

 岸田某による、「解散のカードは温存」、なる思い上がった妄言は、今後、解散はおろか支持率上昇も見込めないまま政権野垂れ死に、を暗示している。

 

 次回選挙こそボチボチ政界大再編による新党~救国内閣発足となって欲しいと願っているんだがなあ~。

 

 新鮮で有能な政治家の出現が待たれるぞwww。