- ミッドナイト・エクスプレス [DVD]/ブラッド・デイビス,アイリーン・ミラクル,マイク・ケリン
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ミッドナイト・エクスプレス。
深夜特急。
トルコの刑務所の受刑者たちの隠語。
深夜特急に乗る=脱獄をする、との意味。
沢木耕太郎著。
『深夜特急』シリーズを
読み終えた学生時代に観た映画。
1970年の10月。
イスタンブールの空港で
アメリカ人の青年ビリー・ヘイズ逮捕。
容疑は、2キロのハシシを
国外に持ち出そうと所持していたため。
1970年代、アメリカと中東諸国。
その関係は、悪化して
不安定な政治情勢といった感じ。
またトルコは、ヘロインの密輸で
国際的に非難を浴びていた時期。
しかも、ゲリラの爆弾事件が多発して
空港は厳重な警戒態勢を敷いていた。
執行猶予なし4年の禁固刑。
辛苦を耐え抜きながら
模範囚として、何とか過ごす事3年。
あと、もう少し。
そこへ、悪いお知らせ。
再審。
国際外交の手段として
トルコ政府は、この事案を使う魂胆。
怒り狂う主人公。
冷静に判決を下す裁判官。
禁固。
30年。
ビリーは、決意する。「深夜特急」に乗る事を。
といった作品。
ディープです。
重い感じの雰囲気。
一定の緊張感を最後まで維持。
身から出たサビでは、あるけれど。
国家と国家の狭間で
安易に扱われてしまう、主人公の人生。
刑務所内での凄惨な生活。
罪と罰。
政府や国家。
人間の尊厳。
自由。
相当、シリアスに考えさせる
人間の核心的な部分に迫った内容。
こういった作品は風化しないと思う。
そんなわけで、1978年に公開された
実話に基づいた非常に深い映画なのでした。
今日の無学の戯言
沢木耕太郎の娘さんも、ライターをしているとか。
by duckweed