- グリーンフィンガーズ [DVD]/クライヴ・オーウェン,ヘレン・ミレン,デビット・ケリー
- ¥3,990 Amazon.co.jp
花を愛する人は♪ 心清き人♪ すみれの花のような♪ ぼくの友達♪
『四季の歌』より。
歌 芹洋子 作詞作曲 荒木とよひさ
連続で紹介したピストルズに関連した作品とは
かなりの勢いで、落差の激しい、テーマ&始まり方だね!
さすがに、僕も、ちょっと満腹気味かなぁ。
といった感じだったので、趣向を変えてみることに。
「グリーンフィンガーズ」は
「天才庭師」という意味らしい。
直訳すると、緑の指。
⇒緑のある庭を扱う指先
⇒庭の草花を器用に育てる手腕
⇒庭園を造る腕前が一級品!
といった流れになるのかな。
まずは、このジャケットのセンスが最高。
キメ顔の5人のオッチャンと鮮やかな色のお花さん。
こういうのは、堪らないね。
人生を諦めて、心を閉ざした男が
エッジフィールドの更生刑務所に移送された。
その男が主人公。名前はコリン。
刑務所内は、高い塀や監視カメラもなく
好きな時に紅茶なども飲めるといったくらい
ものすご~く、ゆる~い感じの珍しい管理体制。
同室者は、風変わりな老人ファーガスだった。
クリスマス・パーティが、開かれると
囚人たちは、家族や恋人などと楽しんでいた。
ただひとり、コリンを除いて。
見兼ねたファーガスが、ひと袋の種子を
押しつけるような形で、プレゼントすることに。
促されるまま、痩せこけた土地に、種を蒔くコリン。
どうせ、咲かないだろう?みたいな感じで。
やがて、季節が変わり、春になる。
驚いたことに、種を蒔いた場所には
満開のすみれの花が、咲いていたのだった。
といった流れで、再び人生に小さな光が燈り
コリンの心に変化が表われ、造園に夢中になる。
格式高い宮殿で開催される
庭園祭に出場という話までも浮上。
仲間との友情、親子のような信頼、明日への希望、そして恋。
再生の物語であり、恋愛の物語でもあるのです。
お、昨日と、恋愛という点では、つながりましたね。
この映画で、バラの花言葉が
その色によって、変わってくるものだと初めて知りました。
草花に興味あるなしに関わらず楽しめる
素敵で異彩を放ったハート・ウォーミングな作品。
今日の音楽の箴言
それは、たぶん、俺を救ってくれるのは、お前だってことさ。
by ノエル・ギャラガー