◆明日へのチケット | シネマと書店とライブハウス ~ 映画と本と音楽と少し旅 ~

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明日へのチケット [DVD]/カルロ・デッレ・ピアーネ,ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ,シルヴァーナ・デ・サンティス
¥3,990 Amazon.co.jp


3人の監督。3つのエピソード。


重なり合って、1つの物語になっている。



老齢の大学教授と女性秘書の話。


傲慢な未亡人と付き添いの若い青年の話。


熱狂的なサッカーサポーター3人組の話。



それぞれの理由と目的で

ローマ行きの急行列車に乗り合わせた人々。


それぞれに、ドラマがある。


アルバニア難民や軍隊

労働者階級など社会的なテーマ。


異性に対する淡い思慕や

故郷に対する想いなど、日常的なテーマ。


ほど好いバランスで、物語に織り込まれている。



どのエピソードも、ショートストーリーではあるけれど

その中に、それぞれの監督のエッセンスが効いている。


個人的には、3つ目のセルティックの熱狂的なファン

3人組みがアウェー戦に向かうというエピソードが、お気に入り。


たまたま、中村俊輔が所属していたセルティックが

取り上げられていたのも、親しみやすかったし。



ラストも、気持のいい終わり方。


観終わった後

清々しい気持ちになれるオムニバス映画だね。


因みに、数年前に、映画館で観たけれど。



「明日へのチケットを、1枚!


と受付で言うのは何だかキザな感じで

ちょっと気恥ずかしかった事を思い出す。。。