壁 | 東京瘋癲酔人日記

東京瘋癲酔人日記

夜の街で飲み歩く、私、安吾の日記。

キャバクラ、BAR、居酒屋などで見かけた様々な事柄を綴りながら、自作の小説も発表しています。

 越えなければならない壁がある。

 ベスクラで以前より目をひいていた某嬢。かなり好みだ。どうしても実物を見て、話が良ければ指名をしたいと思っていた。しかし、課題がある。元指名嬢が在籍しているのだ。しかも、ベスクラで某嬢と元指名嬢が一緒に写っており、お店のHPに掲載されている日記にも、二人で写っていることが多い。「仲が良いのか、、、!?」
 だが、想いはつのるばかり。「フリーで入って場内入れてしまえば、なんとかなるだろう」そう考え、行くことにする。某嬢を場内したあと、元指名嬢も場内するつもりでいた。この元指名嬢、別に口説いて切ったわけでも、切られたわけでもない。指名していた店の出勤が少なくなり、フェードアウトしたのだ。その後、キャバクラ誌でちらほら見かけるようになり、その同時期に
「●○(=今回、行こうとしている店)に勤め始めたよ。」
と元指名嬢から連絡は来ていたからだ。
 マンゾクで割チケを得てから、入店。出迎えた男子が
「お客様、初めてのご入店ではないですよね」という。
確かに、この店、初めてではない。一年以上前に一度行ったことがあるが、知らぬふりをする。
「知っている子はいるけど、初めてだよ」
思えば、この嘘が「キャバクラの神様」の逆鱗に触れたのだろう。
「かしこまりました。こちらへどうぞ」
 案内された席の横に、元指名嬢が客と座っている、、、、、。
 しょうがないので「×●ちゃん(=元指名嬢)、場内で」と告げる。このあたりが、昔気質というか、甘いというか、私の遊びの特徴である。元指名嬢と一緒にいたのは指名客らしく、席に座る前にTCされる。
 これで某嬢が来れば、まだ救われるが、某嬢はそこそこ人気があり、元指名嬢を場内している客に対して、そういう子をつける必要はない。店としては、元指名嬢をそのまま本指名にしてもらえばよいわけであるからだ。
 某嬢を場内するが、出勤したばかりで、まだ、ホールに出ていないとのこと。先行がつくが、ここで「逆転ホームラン」が出るわけもなく、しばらくして元指名嬢がくる。
 入り口での男子とのやりとりを話すと
「今いる男子は、全員、私が入店してからのスタッフだから、安吾さんをこの店で見ているはずないよ」とのこと。してやられた。
 しばらくして、某嬢がホール出てきて、席につく。思ったとおり二人は店で知り合って仲良くなったようだ。
 元指名嬢が退席したあと、連絡先を訊こうとするが、教えてくれない。
「×●ちゃん(=元指名嬢)に悪いから」
というわけだ。最悪の展開である。

 キャバクラの神様、どうしたらよいのでしょうか。
 今年、あまり遊んでいない、つまりお布施をしていない罰なのでしょうか。
 この壁、越える前に、気持ちが萎えてしまった。