私は、同伴が好きだ。
キャバクラには一人で行くことが多い。一人:友人:接待で客と=2:1:1という感じだろうか。一人で行く方が、何セットいるか、もう一軒行くかなどを自由に決めて行動できるからだ。もちろん、友人とバカ騒ぎするのも楽しい。客と飲むのが一番しんどいのは、サラリーマンの方なら理解してもらえると思う。
仕事のない土曜日などに、一人でキャバクラに行く場合はほとんど同伴である。素面でキャバクラに行くことはないので、その前に必ず軽く飲む。その時、どうせなら指名嬢と一緒の方が楽しい。だから私から同伴を誘う。私は飲めればどこでもいいので、誘った時に「何が食べたい」と指名嬢に聞いて、店を何軒かイメージしておく。ベタな場所で待ち合わせて、なんなら手なんかつないで、イメージしていた店に向かう。最初に行った店がいっぱいだった場合、次の店に行くのも楽しい。イメージしていた店がすべていっぱいだったときの緊急避難的な店は、ぜひ、押さえておかなければならない。
指名してあまり日にちがたってないキャストの場合は、お互いがどんなタイプなのかをわかることができる話をする。長いつきあいのキャストの場合、店ではできない話(店への不満とか、移籍話とか)が中心となる。
同伴に費やす時間は、1時間半~2時間だろうか。「長い」というキャストの声も聞こえる気もするが、そのくらいはほしい。例えば、同伴入店が8時半の店なら7時に待ち合わせて1時間半、しかし、待ち合わせ場所から飲む店までの移動と同伴で入る店への移動を含めると、正味は1時間程度となる。ゆっくりご飯を食べるには、これが限界だ。同伴入店時間30分前に喫茶店で待ち合わせて、指名嬢がサンドイッチかなんか食べて店にいくような同伴なら、私はしたくない。同伴入店時間は、店により違うが、通常入店時間より1時間ほど後であることが多い。つまり、同伴でなければその時間には出勤しているわけで、1時間半の待ち合わせというのは、大きなわがままとは思えないのである。入店時間30分前同伴などは、指名嬢の遅刻回避としか思えない。もしくは、指名嬢が少し長く寝てられる同伴である。もちろん、戦略上、これを認める場合もあるが。
店前同伴などは、論外である。なぜなら同伴自体は営業であり、「店に来てもらうための行為」であるにもかかわらず、全くのサービスがない店前同伴は、本末転倒である。ただし、誕生日の場合はこれにあたらない。誕生日に食事同伴できたなら、その時点では、含みのある意味もあるが、もっとも大切な客である。
同伴料をとる店もあるが、これも納得できない。「セット料金がかからずに指名嬢といれるのだから、少しは出しなさい」「同伴の場合、その時間に時給は発生しているので、少しは出しなさい(こういう店もある)」と言われているような気がする。同伴は、営業であるわけで、その行為により「客が入店する」というメリットが店側にあるにもかかわらず、その費用を客に負担させると言うのは、筋違いだ。金額としては決して大きなものではないが、筋の問題である。実際、同伴料をとる店の指名嬢とは、同伴回数が少なくなる傾向が私にはある。営業行為であるわけだから、キャスト自身にも営業方針として、「同伴する、しない」「この客とは同伴するが、この客とはしない」という自由もある。客が望んで100%は叶えられないことであれば、それに料金が発生するのは、おかしいと思う。
寿司屋で同伴して「大トロちょうだい」と指名嬢が言っても、ニコニコしているが(本当か?)、同伴料は「だめだ」といいたい(金額的には変わらないか、大トロの方が高い場合もある)。
ちなみに、同伴したときの食事代は、当然、客が払うものだと思っていたが、そうではないケースもあるようだ。「キャストが誘った同伴は、キャストが出すべき」という客、「私が(同伴に)誘ったのだから、私が出す」というキャストなど様々な話を聞くことがある。私も一度、初めての同伴、しかも私が誘った同伴であるにもかかわらず「お店に来てくれるんだから、私が払う」と言われたことがあり、新橋の酔った高年サラリーマンのように「私が払う」「いや、俺が払う」とレジ前で伝票を奪い合ったことがある。
理論的に正しい、正しくないということではなしに、私は、遊び人の心意気として同伴の食事代は払いたい。何回か同伴を重ねていると、普段は「ごちそうさま」といっている指名嬢が、「今日は私に払わせて」ということがある。こうしたときは、ごちそうになる。この「ほんとうにたまにある奢り」は、楽しい。
もうすぐ週末だ。どこの誰と同伴するかな、、、、、