やる気のない営業-2 | 東京瘋癲酔人日記

東京瘋癲酔人日記

夜の街で飲み歩く、私、安吾の日記。

キャバクラ、BAR、居酒屋などで見かけた様々な事柄を綴りながら、自作の小説も発表しています。

 このテーマを男子スタッフにフォーカスを当てて書いてみたい。

 私がキャバクラで話す話のひとつに「担当は、だれで、どんな感じで指導されるの」というものがある。
 知っている方が多いと思うので、改めて書くのも何だが、東京ではキャストに必ず「担当」と呼ばれる男子スタッフがおり、男子スタッフの給料及びポジションは担当しているキャストの成績で決まる(仙台などでは、この担当をキャリアがあるキャストが行うようだ)。だから男子スタッフは、いかにキャストのモチベーションをあげ、お水に不慣れな子には様々な教育をして指名をとらせるかが、通常のホール業務の他にあるわけであり、それが非常に大切なものとなってくる。担当男子スタッフは、言うなれば「営業課長」みたいなものである。自分も営業しながら、課員(=担当しているキャスト)の営業目標を達成させるための指導もしなければならない。
 「担当は、だれで、どんな感じで指導されるの」という話題で返ってくる答えとして「メールしろ、指名とれ、しか言わない。どうやったら指名とれるか、どんなメールをすればよいか、全然、教えてくれない」というものが割とある。
 通常、会社の営業部門で「営業課長」になる人物は、いち営業マンとしてキャリアと実績を積み重ね、後輩の営業も指導できるような人である。ところが、この男子スタッフ営業課長は、キャバクラで全く営業したことがない場合が多い。ボーイから始まり、ホール業務の階段を登ってきて、ある日突然「営業課長」になるわけである。もちろん目先の利いた、将来は金主つかんで独立しようと考えてる賢いヤツなら、この突然の辞令にもある程度対応できるが、そんな人間は、本当に一握りである。また、こういった賢いヤツは、ホール業務中に、ちゃんと客に営業しており(男子スタッフの営業については、また、別の機会に書きたいと思う)、キャリアを積んでの辞令であるわけだ。また、担当を持つ前の男子スタッフは、忙しい割には薄給であり、自分の身銭を切ってキャバクラで遊んだ経験も少ない。そのため、客の気持ち=ツボが全くわかってなく、「どうやったら指名をとれるか」「どんなメールを送っていいか」という命題で重要なファクターである「客」を全くわかってないのである。このような人物が営業課長を勤められるわけわなく、当然、満足な指導を担当しているキャストにできるわけはないのである。
 そこで「メールしろ、指名とれ、しか言わない。」という指導か、色恋管理となる。色恋管理は、填ればキャストのモチベーションを高めるのに非常に有効なものである。あくまでも経験から導きだされた結論だが、不思議なもので、色恋管理されているキャストは客にも色恋営業する場合が多い(また、ホストの色恋に填ってる子も、客に色恋営業していることが多い)。色恋営業は、男子スタッフが、自分でやってる色恋管理の方法をそのままキャストにやらせればいいわけで、指導も非常に簡単である。色恋管理は、風紀の対象にならないことが多いようで、推奨している店もある模様である。短期間に売上を作るためには有効だろう。しかし、賢い客は、色恋管理されているキャストと担当の間にわずかに流れる空気を察し、手を引く=指名を切る。また、個人が情報を発信できる環境がある今日、真実・虚構を含め、その手の話はすぐに出回り、客も足が遠のくことになっているようだ。
 生意気なことを書いたが、キャバクラがビジネスとして成り立って行くためには、この男子スタッフの教育というのは、ある意味、キャストより重要だと思っており、それは、長くキャバクラで遊ばせてもらいたいと考える男の願いである。
 週末の今日、何処を徘徊しようかな、、、、、