むか〜しむかし、あるところに、頭皮に悩むキョクゲイシ(🤡)がおったんじゃと。


キョクゲイシ(🤡)は電車で都会(三ノ宮)にでるたび、思うていたんじゃそうな。


「今の高校生はええのう、携帯電話やパスケースにでっかいぬいぐるみをつけていて、羨ましいのう」


30年前、キョクゲイシ(🤡)は農業高校に通っておったが、とてもそんな時代じゃあなかった。


キョクゲイシ(🤡)は考えた。


「そうだ、村の坊主(👹)に相談しよう」


話を聞いた坊主は、哀れなキョクゲイシ(🤡)に教えてやった。


「それなら、おまえさんのカワウソにスマホをのせたらええじゃろう(👹)」



坊主の言う通りにしてみたが、これでは都会(三ノ宮)で見た高校生のように電話ができない。


そこでキョクゲイシ(🤡)は考えた。


「あれだ、アレしかねぇ💡」



輪ゴムでカワウソとスマホをくっつけたキョクゲイシ(🤡)は、喜んでLINEをした。



そして、電話もしてみると、村の坊主(👹)に叱られた。



「これ!それではカワウソが逆じゃ!」


するとキョクゲイシ(👹)は答えた。


「シッポはアンテナです」


今時のスマホにはアンテナが無いことをキョクゲイシ(🤡)は知らなんだ。