おはようございます😊

本日9月9日は重陽の節句です🙏

4年前の今日、私は究極の選択をせまられ、比叡山の元三大師堂にいました⛰️


当時、私はお悩み相談をするためのお寺を建てるため、その土地を探し回っている最中でしたが、不動産屋からの連絡で、初めて条件の合う場所が見つかりました👀


ところが、金額だけは予算外のとんでもない額で、仮にローンを組めても払い切れるか、選択を誤ると自分も家族も共倒れになる…と、とてつもないプレッシャーに押しつぶされそうになりました😢


それでも、「抜苦与楽のお寺を建てなければ」と、その志だけは変わりませんでした。

とはいえ、腹を括らせてくれる何かがなければ、とても決断できませんでした。


そこで、私は元三大師様におすがりすることにしました🙏


元三大師様とは、慈恵大師良源さまのことで、元旦3日に亡くなられたことから、元三大師様と親しまれるようになりました。


そして、元三大師様は如意輪観音様の化身とされ、その不思議な霊験で私たちを今なお導いてくださいます🙏


元三大師堂はおみくじ発祥の地とされていますが、そのおみくじは一般的な占いや運試しの類ではありません🙅‍♀️

人生の岐路に立たされた人を確かな方向に導いてくださるものです。


また、おみくじを引くのは本人ではなく、当執事といわれる高僧です。そのため、おみくじを引いていただく、という表現のほうが近いかもしれません。


元三大師様のおみくじは、誰でもいただけるおみくじではなく、まずは、その悩みの内容が仏様にお伺いするに値するかが問われます。


さらに、おみくじの結果を観音様からのご教示と信じて疑わず、いただいたおみくじを己の指針として実践することを誓う人に限られます。


ここまで読まれただけでも、このおみくじを信じる人、信じない人、どちらもおられると思いますが、私は僧侶の先輩方からの言い伝えで、このおみくじがいかに神聖なものであるか知っていましたので、もう、元三大師様におすがりするしかない、と、おみくじをいただきに行きました。


足が震えて立てないほど緊張していましたが、結果、9番のおみくじを賜り、そこには、道心寺の候補となったその場所をお寺にして間違いない、というご教示がありました🙏


現在も、このおみくじはご本尊さまの近くに飾らせていただいております✨


2019年秋に元三大師様のおみくじをいただき、その後、お寺の建立がはじまった途端にコロナ禍となり、落語の仕事はすべてキャンセルになりました。


自宅を担保とした莫大なローンを抱え、本当に倒れそうな毎日でしたが、なんとかお寺を開くことができたのは、元三大師様の導きのおみくじと、皆様の応援があったからです。


コロナ禍でもおみくじを信じて疑うことはありませんでしたし、むしろ、コロナ禍を経て立ち上がった道心寺は、道心(悟りを求める志)の名にふさわしいお寺としてスタートできたと思っています。


9月9日にいただいた9番のおみくじ。


道心寺のメールアドレスに9が入っているのも、ここからきています😊🙏✨



どんな人にも、人生の岐路に立たされたときがあると思います。

そのときは、比叡山には元三大師様がおられることを思い出してくださいね😊


仏様は、私たちひとりひとりを応援してくださいます📣