お疲れ様です😊
今日は仕事は午前中のみでしたので、昼からは家族でゆっくりと過ごしています♪
さて、今日は最近読んでいる本をご紹介いたします📚
『祖師に学ぶ禁煙の教え〜卍山道白・面山瑞方 語録より〜』(仏教タイムス社)
こちらはとげぬき地蔵尊で有名な高岩寺住職であり、医師でもある来馬明規師と、ぶっちゃけ寺でお馴染みの千葉公慈先生の共著です🙏
なぜこの本を読んでみたかったのかというと、たまに、道心寺はなぜタバコを吸えないのか、灰皿がないのか、とご意見をいただくこがあるからです🚭
私が道心寺を全面禁煙にしている理由はいくつかありますが、主な理由は火災予防に加え、お悩み相談に来られるDV被害者や虐待被害者の方の中にはタバコの匂いでフラッシュバックを起こす方がおられたり、嗅覚過敏の方がおられるからです🙏
「タバコが吸えない、灰皿がないのは厳しすぎる」
「おもてなしとして失礼だ」
というお叱りもいただきますが、道心寺の場合はお悩み相談をするために建立したお寺であるため、相談に来られる方の安心できる環境を一番に考えています🙏
そのため、喫煙者の方には事前に駅などの喫煙所で済ましていただくようお願いをしております🙏
※尼崎市内は歩きタバコは全面禁止されています🚭
そのように道心寺を運営するなか、とげぬき地蔵尊のご住職が禁煙の活動をされていると知り、この本に辿り着きました🚭
読んでみると、仏教と医学の両方の観点からタバコについて語られていることに加え
「『仏教では◯◯だから』という言い訳をする人もいるが、仏教ではこう説かれているので◯◯だ」
といった、かなり厳しいことも書かれていました😅
例えば、「お釈迦様はタバコを禁止していなかった」という意見に対しては、お酒に関しての戒律「不飲酒戒」でも、僧侶が泥酔したあとに定められた戒律であることをあげながら
【戒律は不祥事の後から定められるもの】
と説明されていて、タバコを吸わない私ですら、思わず背筋がピンと伸びるような教えが沢山説かれていました🙏💦
でも、この本から伝わってくるのは、来馬師の目的は喫煙者を咎めたり叱ることではなく、すべての人の健康と幸せを願っている、ということです。
私の父はチェーンスモーカーで肺がんで亡くなりましたが、来馬師は十方にタバコで病を得る人なしを実現することを誓願とされています🙏
本当に僧侶としても医師としてもすごい方だなと思いました😊
ちなみに、最近さまざまなシーンで
主語がでかい(田舎者は◯◯だ、芸人は◯◯だ、女は◯◯だ、など、ひとくくりにして考えたり語ること)という意見を見聞きしますが、この書籍は内容もかなり説得力のあるものだったので、決してタイトル(主語)が大きいとは感じませんでした。
が‼️
とにかく、文字が大きかったです😂
左・普通の文庫本、右・『祖師に学ぶ禁煙の教え』
普段読んでいる仏教書とはまた違う視点と勇気をいただける一冊でした😊
興味のある方は是非読んでみてください❣️
※参考として、尼崎市のポスターも貼り付けておきます♪
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kurashi/kenko/kenko_joho/1011882/1011888/index.html