お疲れ様です🙏
今日は島崎藤村原作の『破戒』(監督・前田和男)を観てきました🎬
『破戒』は、出自を隠すことを「戒め」としながら教師として生きる青年・瀬川丑松(間宮祥太朗)の心情を細やかに描く物語です🙏
印象に残っているシーンは、差別をする人間は愚かだと考える丑松に、思想家の猪子蓮太郎(眞島秀和)が、差別をする人間は「愚かではないが、弱い」と話すシーンでした。
作品の中では、弱さを持つ人間たちが自分たちの都合で、人の人生や命を身勝手に傷つけていきます。
差別をテーマとした作品は「なぜ差別があるのか」という問いや「怒り」、そして「苦しみ」を描く場面が多いですが、この作品は差別が残る世の中で生きなければいけない、苦しみを越えた静かな「悲しみ」を特に感じるものでした。
それでも、教育が、考える力が、諦めない気持ちが前を向かせてくれると教えていただいた作品でした🙏
子役の子たちの演技も素晴らしかったです✨
「人間はみな等しく尊厳をもつものだ」
全国で上映中です!
是非皆様もご覧くださいませ😊