遡ること1ヶ月前、妻は耳を疑った。

それは夕食後、夫のキョクゲイシと会話しているときだった。


「ほら、大阪に有名な幼稚園で、パドマ幼稚園ってあるやん?」


するとキョクゲイシは言った。


「ああ!パドマ幼稚園、すごいですよね!お坊さんが園長先生なんですよね!」


「そうそう!」


「珍しいですよね!キリスト教の幼稚園なのに園長先生がお坊さんって!」


妻は耳を疑った。

しかし、このキョクゲイシとの結婚生活は仏様から与えられた修行である。すぐに怒ってはいけない。


「…えーと、パドマ幼稚園は仏教系の幼稚園ですけど?」


するとキョクゲイシは答えた。


「え!?だって、パドマってカタカナじゃないですか!」


…お分かりいただけただろうか…。


つまり、このキョクゲイシの頭の中では、カタカナであれば、シャカ幼稚園でもカンノン保育園でもカンタカ保育園でもキリスト教系になるらしい。


気を取り直して、「パドマ」はサンスクリット語で「紅蓮華」であることを説明した。


そこでこの話しは終わったが、なんだかモヤモヤしていた。


翌日、モヤモヤが残っていた妻は、母親に電話した。母はカウンセリングルームを開設するカウンセラーだ。娘の話しも(お菓子を食べながら🍘)よく聞いてくれる。


娘は夫に対するなんともいえない気持ちを母にこぼした。

なぜ夫はパドマ幼稚園をキリスト教の幼稚園だと信じて疑わなかったのか、なぜお坊さんが園長先生と知っていても…。


すると母は言った。


「そうなんやねぇ、でも、門真(カドマ)幼稚園って、すごい伝統のある幼稚園なんやねぇ」


妻は、自分の滑舌が悪いのか、母の耳が遠いのか、確かめる力さえ失った。


そして、今日はふと、1ヶ月前はそんなことがあったなぁと、Twitterに母がパドマ幼稚園を門真幼稚園と聞き間違えたことを投稿してみた。


すると、不思議なことが起こった。


お世話になっている「猫いらずのおたけ」さんが、


「良くある聞き違いですね。門真?パロマ?… 正解になかなかたどり着けない(元パドマ教諭より)」


とコメントしてくださったのだ。


門真との聞き間違えがよくあるということに心救われると同時に、「パロマは湯沸かし器や!」と心の中でツッコんでいた。


すると今度はこれまたお世話になっている「サリー」さんが、卒園生であることを投稿されたあと、「え!?もしかして◯◯先生ですか!?」


と…なんと、お二人が繋がったのである…🙏


1ヶ月前、パドマ幼稚園をキリスト教の幼稚園だと思い込んでいたり、ベビーこども服のブランドであるfamiliarを知らない夫に対して、本当に疲れていた。


その疲れが、今日、2人のご縁が新たに結ばれたことで、ことごとく晴れやかなものになった。


でも、私はまた、新たに疲れている。


「familiarっていうブランドがあるんですね!でも、ミキハウスは知ってますよ!」


という、1ヶ月前の夫の言葉を思い出したからだ。


そしてそのとき、夫は確かにこう言ったのだ。


「まるこさんも、そんなにイライラしないで、たまには温泉でも行きましょう。ほら、まるこさんの好きな温泉…よかたん温泉でしたっけ?ほら、兵庫県三木市の。それで、温泉に入ったあとは三木市でのんびりして、もし、良い売り地があったら買い取って、家でも建てませんか?これがホンマの、ミキハウスということで…☺️」


疲れた…😌