息子も4歳半。
真面目な話も冗談も分かるようになってきた。
親として息子には真実を伝えたいと思う。
大治朗は耳が遠い。
そして、1つのことに集中していると他の音は聞こえなくなる。
先ほど息子が仕事の準備をする大治朗に話しかけていた。
「お父さん、これ重たい〜、お父さん、これ持てる?」
息子の声に気がつかない大治朗。
私は私で「お父さん、いまお仕事の準備してるから、あとで聞いてみようか?」と言ってみた。
しかし、息子は母からではなくお父さんからの返事が欲しい。
そこで息子は大治朗にかなり接近して、聞いた。
「お父さん!お父さん!これ持てる!?」
大治朗もやっと気がついたが、今度は、話の流れがつかめない様子。なにせ、息子も主語がなくなっている。
「お父さん!持てる?持てる?」
その息子の必死な姿に私も辛抱たまらず、ついに息子に真実を伝えてしまった。
「モテない!」
大治朗、「はい」と頷いた。