ジョン・マッケンロー(John McEnroe)を知っていますか?
 
1980年代前半に、男子テニス界で中心だったプレイヤーです。

 先日終了しました、テニスの全仏オープン。
その大会は一度も優勝できなかったマッケンローも、ウィンブルドンと全米では、合計7回もシングルスで優勝しています。

 そして、記録のみならず、記憶にも残るプレイヤーでした。 
 
 記憶に残るもの、その一つに、彼が試合上で表す「怒り」がありました。

 人が羨むような才能を持ち、素晴らしいプレイをしていたマッケンロー。
テニスの本質が、「心理戦」であることを熟知していました。

 勝つためには、審判の際どい判定に対し、コート上で激怒する。
怒りを吐き出し、力ずくで何とかしようとする。
コートマナーの悪さで有名でした。

その「怒りのパフォーマンス」が、対戦相手そして審判に、プレッシャー・脅しとなっていたようです。
 
怒り・イライラ配分の法則~アンガーマネジメント ファシリテーターのブログ

 怒れば何とかなるという、怒りに対する大きな勘違いです。

 こちらが彼の代表的な「怒りのパフォーマンス」 → John McEnroe's most famous outburst happened in Stockholm in 1984 
 
 マッケンローは、感情のコントロールを失った後も、
良いプレーを続けられた、稀有な選手です。
 強くて、カリスマ性がありました。

 しかし通常、テニスプレイヤーにとって、メンタルコントロール技術は必須でしょう。

 錦織選手のコーチ(ブラッドギルバート)が共著「ウィニング アグリー 読めばテニスが強くなる」(ブラッドギルバート,スティーブジェイミソン著)でも、「怒り」について取り上げています。
 
 「怒り」から、テニスの勝利をもたらすことはないし、ほとんど何の役にも立たない。
怒ったところで試合の余興にしかならず、気が散るのがオチだ。
 
 腹が立てば立つほど、気持は暴走し、感情をコントロールできなくなる。
結果、試合に負けてしまう。 
 
 では、怒りに対する最良の方法とは?

 「それは、あらかじめ何に対して、怒りを感じるか?を知っておくこと。」

 「感情が暴走しないように、試合の戦略を立てておくこと。
そして、予備の戦略も用意しておく。さらにその予備、またその予備も。」

 
 そうすることで闘争心がありながら、冷静な試合運びをできる、とあります。 
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 テニスにおける、アンガーマネジメント術。
 
 他にも応用できそうですね。 

 
 一般社団法人日本アンガーマネジメント協会