チビ

右肩鎖骨を骨折


先週の水曜日の夜

マウンテンバイクで

車道を走っていて

(マウンテンバイクは

 歩道走行不可)


目の前に虫が飛んで来て

それを避けて転倒


車間距離とって走っていた

後続車が転倒に気づいて停止

救急車呼びましょうと

言って下さった


しかし、大丈夫と

チビ

マウンテンバイクを

片手で押しながら帰宅


玄関で私の顔を見た途端に

全身が痛いって言って

倒れ込む


整形外科の

救急を探して電話


救急車を呼べば

良かったのだろうけれど

車で救急に


鎖骨の骨折

頭は打ってないとの事

翌日、外来受診

非常勤の医師で

明日、常勤の医師が診て

手術の予約をすると


鎖骨固定のベルトを付け

帰宅

ロキソニン処方


救急での待合室

診察室

フラッシュバック


私の心臓が破裂しそうで

過呼吸になりそうだったが

懸命に我慢


翌日の診察室も辛く

やっと常勤のドクター

的確な所見

この方なら手術を

お願い出来る

土日は

自宅で


そして今日

入院

外来から病棟へ 

まさかの


ICUの前を

通らなきゃならず

吐きそうなのを

我慢して



明日の手術の担当の

麻酔科医は手術中で

2時間、

病棟の待合室で待つ


個室から心拍計の

ピンコン

ピンコンの音が

聞こえて

耳を塞ぐけれど

聞こえる


転倒して

後続車に轢かれなくて

良かったし


命に別状が無かったことも

本当に良かった


けれど、

フラッシュバックが

ものすごくて

自宅に帰って来た後も

動悸がものすごくて

苦しい


病棟のナースには

四年前、

事故で長男を亡くした事を

伝えて来た


チビが不安定になりそうなら

安定剤を処方しますとの事


明日の手術は夫が

行く事に


しかし、夫は

数学と情報の授業を

何日も休む事も出来ず、、、


退院は私が

付き添う




あらから

もうすぐ四年


たった四年


病院、救急は

無理

あの日の夜に

いやでも引き戻される


救急で待つ時

チビが

大泣きした


今は、こんな

元気な母さんが

いつか俺のことも

分からなくなって

そして、

死ぬなんて

嫌だよ


俺を残して

死なないで母さん


俺は、、、

耐えられないよ


って言いながら

人目もはばからず

泣きじゃくった


動かなくなった兄さんを

思い出すよ


でも痛いから

手術してもらう


そうだよな

仕方ない



切ないな

苦しいな


四年前の記憶


癒えることのない


記憶