次男が


いま9時に

起きてきて


部活あるから

学校まで送って欲しいって


私は、無理と答えた


セブンで出品した

ラケット捨てられた後も

二回メルカリで

ラケット買って


親の許可無くメルカリで

販売はしてはダメなのに


社会に対して

反抗をしている


一般的な反抗期と

言われる時に

兄を交通事故という名の

かくれみので

殺された弟は

反抗する機会を

失っていたのかもしれない


だから今

世の中の理不尽さに

反抗しているのかもしれない。


受験勉強もしてる様子も無し

でも大学は行くらしい


兄を亡くして

投げやりになっているのだろう


一緒懸命に生きていて

ある日突然、

あおり運転され

追突され

加害者は

反省の色を見せない


そんなふうに

亡くなった

自分の兄のことで

どう生きていけば良いのか

次男も

分からなくなってしまったのだろう


親である私が

三年半経っても

これほど苦しいのだから


次男も

苦しくて仕方ないに

決まっている




でも、次男は

これからも

生きて

いかなければならない


世の中は

兄を亡くしたからと

次男を守ってはくれない


見た目には

苦しみを背負っているなどと

分からないから


やがて年老いて

私達、親は逝く


だから、次男は

兄を亡くして辛いながら


この世を

生きていかねばならない


今、困るだろうけれど


自分で自分を

管理して

生きていくしかない


大切な者を失うとは

こういう事なのだ


何年経とうが

家族は

この恐ろしいほどの

重しを背負って

生きていくしかないのだ


この身体がある限り



だから私は

沖縄で

天使cafeキズツキを

オープンする


同じ傷だらけの

身体を

ほんの少し

舐め合う場所を

ひらくために