今後の飼育個体増加を見越し、
我が家のレオパ、ニシアフの集合住宅「メゾン・ド・モドキ」の
増築工事を行なった。
増築対象は、「メゾン・ド・モドキ」別館。
現在はレオパx1、ニシアフx1の2世帯。
2部屋x3階建ての最大6世帯まで増やせるスペースが確保してある。
今回はこの2階部分の増築工事を行なった。
この別館の設置スペースは、
45cm(W) x 45cm(D) x200cm (H)のメタルラックの一部を使用している。
棚板を追加すれば増築は容易だが、棚板1枚追加するだけで
ラック全体を分解並びに配線類を再配置しなければならず、
手間かつ、棚板のコストが高い。
さらに、このスペースに収まる希望通りのサイズの既成品も存在しない。
そのため、今回は爬虫類ショップで見かけたブリーダーズラックを参考に、
材料を集め、イチから組み立てることにした。
以前より材料集めだけは先行していたため、今回は家にあった端材などを用いた。
用意したのはM10のロングボルト1m x 2本
M10のナット、袋ナット、ワッシャー。
これらはホームセンターで調達。
M10のロングボルトはホームセンターのカットサービスで47cmにカット。
棚板はポリカダンボール、梁は桧仕上げ材(900mmx20mmx10mm)。
棚板と梁の素材は家にあった端材をサイズに合わせて断裁。
材料費は3000円以下で済んだ。
上記の素材をこのように組み、2セット作成。
棚板を入れて完成。
メタルラック内に搬入。
2階が完成。
通風ファンは背面から当てる方式に変更。
1階のケージのフタは、マグネットで固定+水を入れたペットボトルで
脱出防止対策を施していたが、フタと2階の棚板の隙間を約1.5cmにすることで、
ペットボトルの重しが不要になった。
フタと棚板の隙間は、万が一蓋が浮き上がっても、
生体が脱出できないギリギリの隙間かつ、メンテナンスに支障の出ないところを取った。
メンテナンス性向上のため、今後、後付けの可動式ストッパー(つっかえ棒的なもの)などの導入も考えている。
棚板は、上下からナットで挟んで固定。
棚板の高さはナットを緩めれば簡単に変更可能。
ミリ単位で高さを変えられるため、微妙な調整や水平などが出しやすい。
棚板はポリカダンボールを2枚重ねにしている。
断熱性と採光性を考え、ポリカダンボールを採用した。
シェルターなど重量物が入った場合、撓む可能性もあるため、
場合によっては追加で中空部分に鉄芯を入れて補強する予定。
既製品のシステムラック等と異なり、
棚板の素材、厚みや幅、奥行きなどを自由に設計でき、かつ低コストなのが良いところである。
次に、ダイソーの透明ケースを使用した飼育ケージの作成。
今回はフタの固定方法を従来のマグネットから、掛金に変更した。
掛金は強力両面テープで固定し、さらに上から紫外線硬化タイプの接着剤を盛って補強。
部品が大きく、観察時にやや目障りなのが難点だが、マグネットよりも確実にフタをロックできる。
1階と2階の配置は、メンテナンス性を考慮し、1階をやや前方にオフセットしている。
これから季節も変わり、10月あたりから冬仕様にしていくことも考慮し、
保温用の隔壁やヒーターなどの配置も踏まえて改良、増築していく予定。
明日のゲッコーマーケット並びに今後のイベントなどで
衝撃的な出会いがあっても、十分な対応ができるだろう。
工事担当
ニシアフリカ建設株式会社
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