息子との旅に出る前、
息子のことを可愛がってくれたひとり、
親戚のおじさんが旅立ってしまいました。
人が亡くなるとはどういうことか。
おじさんの亡骸と実際に対面して「ありがとう」を言い、
動かない、何も言わないおじさんの姿を見て、
なんとなく「死」というものを感じたようです。
5ヶ月近く入院生活を送っていて、
小学生は面会できないと言われていたので、
最後におじさんと対面したのは9月のことでした。
食事をしないというおじさんに、
大好きなアイスをたくさん買っていき、一緒に食べました。
「イイ子だな~、かいとは」
それが、私たちが聞いたおじさんの最後の言葉でした。
子どもが好きな人で、渓流釣りも松茸狩りも名人級!
この写真はアイスを一緒に食べたときのものだけど、
おじさんは一口しか食べず眠ってしまいました。
この数日後に入院。
そして、息子の誕生日の前に亡くなってしまいました。
葬儀翌日が、息子の10歳記念旅行への出発の日でした。
息子をとりまく、可愛がってくれる人たちは、
皆かなりの高齢者。
これからもたくさんの「お別れ」を経験することでしょう。
今のうちにう~んと可愛がってもらおうね!