アンパンマンのマーチ
作詞 やなせたかし
作曲 三木たかし
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられない なんて
そんなのは いやだ
今を生きる ことで
熱い こころ 燃える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため
なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのは いやだ
忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため
時は はやく すぎる
光る 星は 消える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ どんな敵が あいてでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため
アンパンマン
もともと 大人向けの読み物やったってこと 知っとぅ ?
アンパンマン自身も 普通の人間やってんよ
みすぼらしい汚れた服を着て 夕日に紛れて
そぅ～と やってきて
顔を食べさせた後は 恥ずかしそうに
そぅ～っと 帰っていく
ヒーローは きれいごとじゃない
顔を分け与えるのは 犠牲なくしてはできひんってことを伝えるため
優しくあることは 易しくない
自己犠牲があり 恐怖に打ち勝つ勇気を必要とする
ネガティヴなことがあることを 認めつつも
それを打ち消す 強い意志を掲げて 健やかにいこうっ
そんなひとを ヒーローと呼ぶんやね
知ってほしいのんは
これを書いた やなせたかしさんの 弟の存在やの
やなせたかしさんの弟は 海軍に志願し
特攻隊として 戦場で その生涯を閉じました
特攻隊員として 飛び立った彼は
二度と 母国の地を踏むことは無いと知っていた
胸の痛みを感じつつも 生きている歓びを 感じていたんやね
涙を こぼすことなく 恐れることなく
彼は飛んだ みんなの夢を守るために
戦いに行くのは 自分１人だけでいい
愛と勇気だけを 道連れに行くから
幸せとは何か 何のために生きるのか
その答えを知らずに 生きるのは嫌だ
時は過ぎ
彼は 微笑みながら 特攻隊としての任務を全うした
光る星が 消えていくように 。。。
彼は 微笑みながら飛んだ みんなの夢を守るため
当の やなせたかしさんも 戦争体験を通して
空腹の苦しさを しのびました
「 悪と戦うのも ヒーローだけど
本当のヒーローなら 飢餓の子供たちを救うべきだ 」
と 考え 空腹から子供たちを救う
自分の顔を 分け与える ヒーロー
アンパンマンを描いたんやよ
そんなこんなを知ったうえで
もう一度 この歌を 口ずさんでみてほしいねんな
以前にも この歌を記事にした ことがあるけれど
弥生 三月 March には
なんたって かんたってぇ
あんぱんまんのマーチ やんなやんな 