なぜか今年に入ってから、脳内はスミス祭である。

スミスは80年代に活躍したバンドだから、私はリアルタイムで聴いていた(モリッシーもジョニー・マーも同世代❗)。あの頃から始まったブリットポップシーンは本当に素晴らしいもので…などと昔話をするつもりはないが、スミスは万年中二病の私にはぴったりハマって、現在に至るのである。

優等生のエリートにはなれない。反逆者のヒーローにもなれない。凡人なのに、ひょっとすると凡人以下かもしれないのに、どういうわけか有り余る感受性を持ってしまった弱者というのが一定数いるもので、そこにピタリと嵌まったのがスミスの音楽なのだ(私は草野正宗は大嫌いだが、彼がスミスを闇を抱えた草食男子の音楽、と評したのは名言だと思う)。こんなバンドが出てきたのは奇跡に近いものがあったのだ。やはりイギリス恐るべし。


以下、私は基本、音楽について、あれこれ語るのは苦手なので、自分の好きな曲を貼るだけにする。


まず、一番好きな曲


これは当時(今でも?)学校で横行していた体罰を歌ったもの。この曲はイギリス国内でかなり問題になったらしい。曰く、そんなにひどい体罰が教育の現場ではびこっていたのか⁉️と。




この曲でジョニー・マーのギターがいかに淡々とでしゃばらない上手さとカッコよさに溢れているかがわかる。派手にインプロヴィゼーションを掻き鳴らすギタリストがバカに見えかねない。




おれは愛されないタイプ、と歌っているが、
私はこれはモリッシーのファンへの決意表明の曲、と思いたい。とにかく、モリッシーのある種の覚悟を感じた。


ものすごく切ないバラード。生き埋めにされかかっていると歌うモリッシーに、いつだって共感してしまう人は私も含めてなくならない(涙)。



歌詞はいまいちよくわからないけど、何といってもジョニー・マー様のギターアルペジオがステキな佳作。春に聴きたい。



くだらないクソ曲ばかりかけるDJを吊るせ、と歌う物騒な内容だが、やけにウキウキと楽しげな曲。私的にはJ-POPばかりかけるDJも吊るしてほしい。






多分初めて聴いたスミスの曲がこれだったような気がする。
モリッシーは、ステージに駆け上がったファンとハグするのを恒例行事としているらしい。日本では許されるのかな⁉️
歌詞の内容は、愛への渇望を隠した刺々しい少年が、どうやって生きていけばいいのか、と途方に暮れているもの。モリッシーお得意?の、ヨーデルみたいな歌声が何とも言い難いが、実に爽やかな名曲。